【種別】歴史
【概要】
<事件発生>
謎の連続殺人事件が多発する。犯人はしばらく捕まらず、“ブギーマン”と称された猟奇的な殺人鬼の話題がこの街に絶えなかった。殺された被害者には共通点が存在し、彼らは決まって案山子のように縛り、吊り上げられ、生きたまま鳥葬されていた。被害者の目の前には録画機材が放置され、生きていた人間が鳥に啄まれて悶え苦しみ、死ぬまでの様子が鮮明に記録されていたのだ。事件初年度の犠牲者は14人。その翌年は9人である。
<逮捕失敗>
ブギーマン殺人事件の犯人像が特定出来たガリンペイロが事件解決へと踏み出すも、情報は足りず、犯人が監視カメラに映ることもなく、辛うじて虱潰しで見つけ出したブギーマンに一網打尽で返り討ちに遭い捜索隊は壊滅。その年にも新たに9人の犠牲者が出てしまう。その中には当時ガリンペイロ第四課課長であった人物も含まれたため、新たに日夜愛狗郎(ひぐらしあいくろう)が第四課課長として就任。それと同時に、犯罪心理学および知能犯罪に詳しいガイ・フォークスがガリンペイロとしてダートシップ監獄からスカウトされた。
<事件解決>
犠牲者が増え続けるため、ターコイズが事件解決のための協力をガリンペイロに対して申し出る。二大勢力は一時的な共同戦線を結び、ブギーマン討伐へと向かった。国家権力を使った包囲網とガイ・フォークスによる知識が功を奏し、ターコイズによってブギーマンにトドメが刺された。
二大勢力の協力により事件は解決したものの、解決までに合計32人もの犠牲者が出た歴史的な事件となった。
【証言】
「パトロール中に路地裏から悲鳴……いや、金切り声が聞こえたから驚いて様子を見に行ったんだ。そしたらそこには案山子があった。確かに俺にはそういう風に見えたんだ。でもその案山子はじたばたと暴れていて、声はそいつから聞こえていて、しばらくしてからそいつが人間だって……あああ思い出したくない、やめてくれ。今でも血の臭いが側からするようなんだ……。」
「ゴミを捨てるために店の裏に行ったの。そしたらそこに案山子があったわ。こんなところに案山子を捨てる人なんているのかしらって見てみたら、その案山子頭蓋骨がついていたのよ。驚きすぎて腰を抜かしてしまって……あれが本物だとは思いたくないわ。」