異能の街の怪異譚

【種別】設備
【概要】
人智を超える存在を崇拝するゼレンカ教の教会である。信者達は真っ黒なフード付きのローブを必ず着ている。その信仰対象は公にされておらず、一般的にはカルト教団だと思われているがその実態はそれ以上に凶悪な物である。その実、信仰対象というのは「人智を超えた力を持つ人間」であるという事。怪異憑きの様な異能力者は言うまでも無いが世界的なアスリートや天才と呼ばれる人間たちの様な人智を超えた才能人さえ対象となっている。
彼らはその様な信仰対象達を神と讃える、そこまでは良いが、肉体という器から神を開放する為に信仰対象となる者達を拉致し生きたまま火あぶりにするのだという。歴史はかなり古く、もう何百人とこの宗教団体の犠牲者は出ているが、法で裁こうにも残党がまた同じことを繰り返す。
【証言】
「少し前に勧誘されて入信したが、あそこは恐ろしい所だ。」
「私達は神が解放される事の手助けをしているだけに過ぎません。私たちは正気です。」
「妻が熱心な教徒で、探偵を雇って妻の行動を調べてもらったんだが、未だに探偵が帰ってこない。もうすぐ2年になる…」